椎間板ヘルニアで2か月休職後、発症2か月目からは在宅勤務になりました。
座り続けると痛みが酷くなるため、痛み止めを飲んでも1~2時間ほどしか連続で座れません。
最低限の家事と仕事以外の時間はほぼ横になってすごしていました。
(仕事は寝ながら使えるパソコンテーブルを使用していました)
その頃の話は過去記事で↓書きました。よかったらお読みください
死ぬほど痛い!ヘルニア闘病記【4】再び悪化闘病 4か月目 やる気がでない
椎間板ヘルニアになって4カ月ほど経過した頃…
何に対してもやる気がでなくなってしまいました。
気力がわかない・・・
最初のうちは、治療法や回復のために何ができるかなどずっとネットで調べていました。
子供が受験生だったので、学校見学会に申し込みしたり、志望校を探すため学校ガイドなどを読んだり、入試についても積極的に動いていたのです。
ですが…
発症から4カ月。
だんだんやる気が失われて・・・
何もしたくない
楽しいことが何もない
何に対しても気力が湧かない状態になったのです。
私はもともと外出するのが大好きで
海へ行ったり山へ行ったり
田舎者なので自然の多いところに出かけるのが好きでした。
それが、ヘルニアを発症してからずっと引きこもり生活です。
出かける以外に読書も趣味なのですが、図書館にもブックオフにも行けないので読みたい本を探しにいくこともできません。(この頃はまだデジタルな画面で書籍を読むことには抵抗がありました。本は紙で読むのが好きだったので)
コロナ禍だったので訪ねてくる人もいません。
考えただけでも、鬱々としますよね。
うつ病と診断されたわけではありません。
なんとか在宅で仕事もしていましたし、家事も最低限は回していましたので、病院に行く気もありませんでした。
とにかく今まで大好きだったことが何もできなくなったのです。
子供の受験のことも調べたりする気力がなくなりました。
うつ症状の原因はどっち?
いつもやっていたことを制限されて、人づきあいも制限されてとなるとストレスは溜まります。
それ以外に、ちょうど更年期も迎えていました。
発症したときは47歳。生理もとびとびになっていましたし、ホットフラッシュに悩まされ始めた頃です。
調べたら更年期にうつになる人も多いようで
――『更年期に抑うつが出る原因は、女性ホルモン『卵胞ホルモン(エストロゲン)』の減少によるセロトニン不足だと考えられます』
慢性的に痛みを抱える人がうつ病になることも多いようなのです。
――『慢性疼痛を抱える人の約18%がうつ病を合併しているとの報告もある』
どっちが原因かわかりませんが、とにかく自分でもおかしいなと思うほど気力がありませんでした。
出かけるにしても「いつ限界がくるか」と考えると家を出られないし、そもそも痛いので出かけたいとも思いませんでした。
このやる気がない症状は、つい最近(発症から2年)まで続きました。
精神面が回復してきたのは投薬治療リリカを飲むのを止めてから約1年後のことです。
痛みを忘れている時間が多くなり、お散歩や軽いジョギングならできるようになった頃、
ようやく以前のような「やる気に満ちあふれた」晴れ晴れとした気分を感じられるようになりました。
ただね、悲しいことに
この復活までの2年の間にね
がっつりスマホ中毒になってしまったのですよ
うう…
スマホ中毒は2年経った今でも完全には治っていません。
いまだに油断してスマホを触ってしまうと数時間が溶けていくのです……
続く